2026/01/12 17:29
電動自転車の電気系統トラブルとは?
― 故障しやすい部品と症状をプロ目線で解説 ―
電動自転車(E-BIKE・電動アシスト自転車)は、通常の自転車と違い
**「電気系統」**が非常に重要な役割を担っています。
しかし実際の修理現場では、
「突然電源が入らない」
「アシストしなくなった」
「エラー表示が消えない」
といった電気系統トラブルの相談が非常に多いです。
今回は、電動自転車で故障しやすい電気系統の部品と、
よくある症状・原因を分かりやすく解説します。
① バッテリー(最もトラブルが多い)
よくある症状
電源が入らない
すぐにバッテリー切れになる
残量表示が不安定
冬場に極端に持ちが悪くなる
主な原因
経年劣化(2〜4年が目安)
過放電・過充電
高温・低温環境での保管
雨水侵入による内部腐食
特に長期間乗らずに放置すると、
バッテリーが完全に死んでしまうケースが多いです。
👉 ポイント
「充電できる=正常」とは限りません。
電圧は出ていても、負荷がかかると落ちるバッテリーも多いです。
② コントローラー(意外と故障が多い)
よくある症状
電源は入るがアシストしない
走行中に突然アシストが切れる
エラーコードが頻発する
主な原因
雨や洗車による水没
振動による内部基板の破損
配線ショート
コントローラーはフレーム内部やバッテリー付近に配置されていることが多く、
見えない場所でダメージが進行しがちです。
③ モーター(ハブモーター/ミッドドライブ)
よくある症状
アシストが弱い・不安定
異音がする
走行抵抗が重くなる
主な原因
内部ベアリングの劣化
水分侵入
配線断線
特に雨天走行後に異音が出始めた場合は要注意。
早めの点検で重症化を防げます。
④ センサー類(トルクセンサー・スピードセンサー)
よくある症状
ペダルを踏んでもアシストが出ない
アシストが急に強くなる/弱くなる
スピード表示がおかしい
主な原因
センサー位置ズレ
マグネット脱落
配線の断線・接触不良
意外と多いのが、
段差や転倒によるセンサーのズレです。
⑤ 配線・カプラー(地味だが重要)
よくある症状
振動で電源が落ちる
ハンドルを切ると電源が切れる
雨の日だけ不調になる
主な原因
経年劣化
断線
カプラー内部の腐食
特にハンドル周り・フレーム折れ部分は断線しやすいポイントです。
電気系統トラブルを防ぐためにできること
✔ 洗車時に高圧洗浄を使わない
✔ 雨天後はバッテリーを外して乾燥
✔ 長期間乗らない場合も定期的に充電
✔ 違和感が出たら早めに点検
電気系統は、完全に壊れる前のサインが出ていることが多いです。
まとめ|電動自転車は「早期診断」が命
電動自転車の故障は、
放置すると修理費が高額になるケースが少なくありません。
「ちょっとおかしいな?」
その時点で点検・診断することで、
軽整備で済むことも多いです。
E-BIKEは便利で楽しい乗り物だからこそ、
電気系統の定期チェックをおすすめします。
中国製品などに関しては電気系の故障がとても多く、蓋を開けてみると、部品の質がとても悪くはんだ付けが甘かったり、振動で外れたりとかなり多いです。
買ったばかりなのに動かなくなった、メーターが動かないなど小さな故障も多くあります。
